注意:小説「三体」シリーズのネタバレあり!先に小説読むのを強く推奨!!
- 黄猿の蹴りは光速だが、目視することができる。
- アニメの演出と言ってしまえばそこまでだが、「光速が遅い」と仮定すれば、説明できる。
- 小説「三体」の世界では、光速を下げる概念が登場する。
- 宇宙では、高度な文明は文明を見つけるたびに消して回っている。
- 宇宙は広大なため、文明同士は互いにどこにいるかを把握していない。
- しかし極度に増幅された電波を用いれば、他の文明が受信し、宇宙での自身の位置を晒してしまう可能性がある。
- 発見した文明が安全かどうか判定するよりも、消す方が容易である。
- 交渉してみる余地があるかもしれない‥ しかしその通信を第三者に傍受されると、両方もろとも消される可能性がある。
- 宇宙に対して信号を発信できるような文明は、いつか自分たちの敵となる可能性が高い。
- 他の文明の痕跡を発見した時、1万個の文明は無視するかもしれないが、10個の文明は「とりあえず攻撃しておく」ことを選択する可能性は十分ある。
- 小説内では、質量弾を光速で恒星にぶつけることで恒星を破壊していた。
- 宇宙は広大なため、文明同士は互いにどこにいるかを把握していない。
- ではそのような文明から身を守るにはどうしたらいいのか?
- 星を脱出可能な速度よりも光速を遅くすることで、宇宙から見てその星が「安全」だと主張することができる(安全通知)。
- 何かの物質を通過させて光の進行を阻害するのではない。物理定数の光速自体を遅くする。
- 物理定数を書き換えられるような力を得ている文明である必要がある。
- そのような領域を「暗黒領域」と呼ぶ。
- 一瞬で光速まで加速できる「曲率推進エンジン」を用いることで暗黒領域を作成できる。
- 空間を「曲げる」ことで、瞬時に光速に達することができる。
- 風呂の上に浮かべた船に、石鹸を置くと船が進むのと同じ原理である。
- 曲率推進エンジンを使った後、その空間は曲がってしまい、光速が低下する。つまり暗黒領域となる。
- 空間を「曲げる」ことで、瞬時に光速に達することができる。
- 一瞬で光速まで加速できる「曲率推進エンジン」を用いることで暗黒領域を作成できる。
- 例えば地球を脱出するのには秒速16.7km以上必要だが、光速が秒速16.7kmを下回った場合、その星の住人は絶対に宇宙に脱出することはできない。
- つまりその星の文明が宇宙に進出することは一切あり得なくなり、安全だと宇宙に向けて通知することができる。
- 何かの物質を通過させて光の進行を阻害するのではない。物理定数の光速自体を遅くする。
- 光速が十分に遅ければ、もし質量弾を撃ち込まれても境界で消滅する。
- 暗黒領域自体がが盾となる。
- ただしデメリットも存在する。
- 高速なコンピュータが利用できなくなる。光速が遅くなると、すなわち電子の移動速度も落ちるため、コンピュータの動作速度に影響する。
- 人々の生活はローテクの時代へ戻ることになる。
- 高速なコンピュータが利用できなくなる。光速が遅くなると、すなわち電子の移動速度も落ちるため、コンピュータの動作速度に影響する。
- 星を脱出可能な速度よりも光速を遅くすることで、宇宙から見てその星が「安全」だと主張することができる(安全通知)。
- 宇宙では、高度な文明は文明を見つけるたびに消して回っている。
- ワンピースの世界は、暗黒領域に身を沈めるしかなかった星系の話なのではないか?
- ワンピースの世界には、電子機器が存在しない。
- 通信はでんでん虫であり、電子機器ではない。
- フランキーは電力ではなくコーラエネルギーで動作している。
- ワンピースのアニメが24フレームだとして、16.7 [km/s] / 24 [FPS] ≒ 0.696 [km], つまり1フレームで700mほど進む。
- 黄猿の移動速度も光速だとすると、ありえる数字なのでは?
- ワンピースの世界には、電子機器が存在しない。
ワンピースは他の文明から攻撃されることを恐れて暗黒領域に身を沈めた星での、ローテクで生活する人々の話なのかもしれない。
おしまい。